中学時代 その③ 部活! [1年生]

子リスはバドミントン部に入部しました。

初めての部活の様子について書く前に、いきなりおカネのハナシで恐縮なのですが…

バドミントンのラケット、約¥7,000。おもちゃ屋さんで売っている、¥1,500ぐらいのバドミントンセットしか見たことがなかったので、えっ、そんなにするの?と驚きました。ちなみにこれは、最初の一本だからこれぐらいの値段で済みましたが、少し上達してから買った2本目は¥12,000ぐらい。そしてそれは、数か月後の練習中にボキッと折れてしまいました。3本目を買わないわけにはいかず、また¥12,000。それにシューズとかユニフォームとか、チームで揃えるウインドブレーカーとか諸々、中学校3年間でかかった部活用品代、締めて約¥60,000!!

これを読んでいるであろう子リスに弁解しておきますが、お金がかかったのよ~、と愚痴っているわけではありません。
義務教育で、こんなにおカネがかかってよいものなのでしょうかね?ということです。

ウチは要りません、というわけにはいかなそうだし、そのあたりの事情に、(ただでさえ面倒な年頃の)子供を巻き込みたくはないので、一応「さらっと」を装って出しました。

新しい「モノ」でワクワクする気持ちや、チームのみんなで同じものを揃えるという喜びが、学校生活を彩る要素であることはわかります。誰だって、いつの時代だってそうだった筈です。でもやっぱりちょっとギモンが残るのです。昔、こんなに“かかって”たっけ?ウインドブレーカー、要る?そして、その値段である必要あるかしら。中学生がスポーツをする意義とは…!そもそも、学生が標準的に使うとされるものが多すぎ、高価すぎやしませんか?などなど…これについては書き出すとどこまでも広がって行きそうなので、ひとまず置いておくとして…

 

さて。
子リスも、立派なラケットや靴をそろえてもらって、嬉しそうでした。
そして、そうやって喜んでいる子リスの様子を見れば、(さっきのギモンは胸の奥にありながらも)私もやっぱり嬉しいのでした。

本格的に部活が始まると、帰って来るのは6:30ぐらいになります。
日が長くなってきたとはいえ、3時半過ぎには帰って来ていた小学校時代と比べると、随分遅く感じます。市役所が流す「お家に帰りましょう」(“夕焼けチャイム”)の放送が鳴っても、「ああ、これは小学生に向けたものなんだ、もう関係ないんだ」と思わなければなりません。夕飯の支度を始めてもまだ帰って来ていない家の中は本当に変な感じで、まさに「待ちわびる」といった思いでした。

あの頃、「こうやって、少しずつ家から離れた時間が増えていくんだなあ」と思いながら、何度も窓から外を眺めたものでした。

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