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2006年09月 アーカイブ

2006年09月12日

学校でママと喋った!

今日は、運動会のダンスで子ども達が使うポンポンを作るため、放課後私達が学校に集まる日でした。午後2時ごろ学校に行くと、教室の前の廊下で、子リスがにこにこしながら私が行くのを待っていました。お母さん達が10人あまりとその子ども達がいます。A先生がポンポンの作り方を説明し始めると、子ども達は先生の側に寄って行って手を出したり口を出したり。先生:「あーもう、じゃあ子ども達にも手伝ってもらおう。」ということになって、何となく楽しげにワヤワヤとした中で作業が始まりました。親はテープ紐を束ねてポンポンの原型を作り、子ども達はそれを細く裂く、という役割分担です。子リスは、教室に私がいるということで少し照れくさそうに、教室内をうろうろしていましたが、他の子ども達が紐を裂く作業に熱中しているのを見て、だんだん自分もやりたくなってきたようでした。何度か私の側を通り過ぎたり、私にちょっと触っては離れて行ったりしていましたが、そのうちついに、私の耳元で、「ママ、ボクもやりたい。」と言ったのです。あ、喋った…。ちょっとびっくりした私は、思わず、「えっ?」と聞き返してしまいました。すると子リスはもう一度、「ボクもひもを裂くのやりたい。」と、小声で言ったのです。やった…!私は嬉しくて、「先生~、今子リスが喋りましたよお~!」と叫びたいところでしたが、それをぐっとこらえて、「子リスもやりたいの?じゃあこれ、どうぞ。」とポンポンを渡しました。子リスは私から離れて、何故か他のお母さんの隣の席に陣取り、何だかくつろいだ様子でポンポンを作っています。
それから、また私のところにやって来た子リスは、作りかけのポンポンを私の頭に乗せて、「ママ、いつボクの髪の毛切ってくれるのー?」と、今度は耳元より少しだけ離れたところから(小声ではありましたが)、話しかけてきたのです。ちょうどその時、A先生が私達の近くに立っていました。(多分子リスはA先生には気付いていなかったと思います。)私は、先生に子リスのお喋りを聞かせたかったので、子リスに悟られないよう、出来るだけさりげなく、話を引き伸ばしました…。
私:「えー、いつ切るって言ってたっけ?ママ忘れちゃった。」
子リス:「16日だよ。」
私:「そうだっけ?違うんじゃない?もっと前でしょ。」
子リス:「16日だよー。ちゃんとママに予約を入れたもん。」
ヘタクソな引き伸ばし方でしたが、子リスのお喋りは先生に聞こえていたかな…?

そして作業が終わり、教室を出たところで…
私:「ねえ、先生が、今日子リスは運動会の絵を2枚描いたって言ってたけど、何の絵を描いたの?」
子リス:「・・・。」(にやにや)
子リス:(ひそひそ声で)「学校を出たら教えてあげるよ。」
私:「うん、わかった。」
学校を出たら、ということは、例の曲がり角を曲がって家が見えたら、ということなんだな、と私は思いました。でも、それからすぐに子リスは、
「やっぱり今教えてあげる。綱引きと、玉入れの絵だよ。」
と、並んで歩きながら何とか聞こえる声で、教えてくれたのです。

子リスは今日初めて、私と学校で喋りました。記念すべき一歩です。

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2006年09月13日

知恵熱!?

昨日、子リスが初めて私と学校で喋ったことは、本当に嬉しい驚きでした。
学校訪問(Conversational Visits)のプログラムに関する記述によれば、場面緘黙症の子どもが初めて喋る場所が教室であることは、非常に少ないらしいのですが、昨日の教室は、特別な雰囲気だったにちがいありません。お母さん達と子ども達、それに先生が、皆で和やかに作業をしていた場所には、いつもの教室とは違った、何か心が躍るものがあったのでしょう。自分の子ども時代を思い出してみると、親が集まって、お喋りをしながら、お祭りや運動会など、行事の準備をしているような時、それを見ながら周りで遊ぶのは、子ども達だけの時とはまた違って、うきうきと心楽しいものがあった記憶があります。当たり前のことを言うようですが、やっぱり、楽しいと感じたり、いつもと違う状況にわくわくしたり、気持ちがリラックスしたりすることが大切だというのは本当なんですネ。子リスが最初に私の耳元で話したのは、まさにそんな雰囲気の成せるワザだったと思います。それから、そこで2、3言話したことは、たったそれだけでも、子リスの中の「実績」になって、それが教室を出た後、家に着くまでガマンが出来ずにまた喋った…ということにつながったのではないかな?と考えています。こんな風に、自然に「実績」を積み重ねて行けたらいいなあと思います。

ところで今日、夕方の大相撲中継を見た後、子リスが急に元気がなくなりました。額に手を当ててみると、アツイ!おすもうで興奮しすぎた?「ちがうよぉ。」体温計で熱を計って見ると、39.6度あります。夕飯だけ食べさせ、早々に寝かせました。
もしかして、昨日初めて喋ったことによる「知恵熱」!?

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2006年09月20日

プール熱でした

子リスの発熱は、知恵熱ではなくてプール熱でした…。
39度の熱が5日間も続いたので、さすがの子リスもぐったり、布団から起き上がれない状態でしたが、夕べ3回も大汗をかいて、やっと平熱に戻りました。

私は看病疲れもあるとは思いますが、このところ、考え過ぎで頭がいっぱいになってきてしまいました。場面緘黙症に関しては、だいぶ資料が手に入るようになったお陰で、基本的な知識や進むべき方向、やってはいけないことなどが、理解出来てきたと思います。ただ、じゃあ実際どの方法で、今後の治療を進めていくのか、ということになると、今の手探り状態が急に心許なく感じられて、気ばかり焦ってしまいます。取りあえず今は、学校訪問(Conversational Visits)の回数をもう少し増やして変化を見る、ということでいいのではないかとは思ってはいますが、このまま、学校での「不安を減らす」プログラムだけを続けていいものだろうか…やっぱり病院に連れて行った方がいいのではないか。場面緘黙症の治療にはどんなものがあるかはわかったけれど、子リスにはどれを使うべきなのかは、一体誰が、何を基準に決めるのでしょう?今一番知りたいのは、「どこで誰に聞けばいいの!?」ということです。
やっぱり疲れているようです。緘黙症のことで頭が一杯になっているお母さんなんて、よくないですね。来週、臨床心理士のUさんとの面談があるので、その時に相談して来ようと思います。

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2006年09月23日

明日は運動会

明日は、子リスの小学校の運動会です。運動会には、特別な思いがあるんです・・・。
幼稚園年中の時の運動会は、一言で言うと「何もしませんでした。」開会式でもお祈りはしない(教会幼稚園です)、ラジオ体操もしない。綱は、引かない。玉入れは、玉を拾わない。ダンスは、踊らない。
ダンスの練習の時、ただ立ち尽くしている子リスを見かねた先生が、「みんなが立ってる時は立つ、しゃがんでる時はしゃがむ、そうすれば、あなたは目立たない!」とアドバイスを下さったお陰で、本番では辛うじて数回、立ったりしゃがんだりしましたが、終始気の乗らない顔で、ダンスをやり過ごしたという感じでした。
そしてかけっこは、ゴールまでゆーっくりと、歩きました。見ていた私達家族は、半ばヤケクソで、「アイツは大物だ」と言い合ったものです。
年長になって、だいぶ成長した子リスは、運動会への意気込みも違いました。特にダンス。もともと歌ったり踊ったりが、本当は大好きなのです。しかも年長さんのダンス曲は子リス好みのノリのいい曲でした。担任のF先生から、「今年はダンス、練習してますよ。」と報告を受け、「ホントォ?」と思ったものの、自分で、「ボクはどうして去年はぜんぜんおどらなかったのかなあ。ヘンだよねえ。」なんて言っているのを聞くと、案外本当に踊るのかもしれない、と期待を持ちました。
そして運動会当日、開会式の入場行進が始まりました。「トントン、まえ」(前の人との間隔を空ける動作)をしながら、きりっと行進して来た子リスを見て、私は早くも涙を流してしまいました。
「行進してる~!」
もうそれからの私達は、いちいち、「体操してる~!」「並んでる~!」「でんぐり返ししてる~!」と大騒ぎです。でも一番感激したのは、やはりダンスでした。曲に合わせて、子リスはちゃんと踊ったのです。ポンポンを持ってとても楽しそうに踊る子リスを見て、私は本当に大泣きしてしまいました。

じゃあ、かけっこも去年とは違うはず。夫・夫の母・私の両親・私が期待の眼差しで見つめる中、子リスの順番が来ました。「よーい、どん!」
走るか?と思いきや、子リスはおもむろに手を後ろで組み、なんと、スキップを始めたのです。
「えっ、スキップ!」予想外のことに、周りも唖然としています。義母は「なにもすきっぷしなくたっていいと思うんだけど…」と、泣き笑い。そして子リスは、ついにスキップしたままゴールしたのです。もう私は胸が一杯でした。F先生が私達のところに来て、「やってくれましたね~。」やってくれました。
ずっと後になってから、子リス本人に「ところでどうしてあの時はスキップしたんだろう?」と聞いてみたところ、「だって走ろうかなと思ったけどできなくて、でも歩いたら去年とおなじだから・・・。」と告白してくれました。あれは進退窮まってのスキップだったのです。
私達にとって、一生忘れられない運動会になりました。
さて明日の運動会はどうなるでしょう!?

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2006年09月24日

運動会

今日、子リスの小学校の運動会が行われました。数日前までは、台風が近づいていて天気予報は「雨」だったのに、まあなんていい天気!ちょっと良すぎるくらい暑くて眩しくて・・・でも、文句無しの運動会日和でした。
幼稚園からのお友達、N君のご一家が応援に来てくれました!N君のお母さん、マリーさんは、子リスのことを、いつも我が子のことのように心配したり喜んだりして下さっています。

一年生の徒競走はプログラム2番。すぐです。
夫はゴールまん前でビデオを持って待ち構え、私はマリーさんと一緒に、ゴール付近で子リスがよく見えそうな位置に立ちました。
プログラム1番の、5年生の徒競走が終わり、一年生の徒競走が始まりました。5年生の後で見ると、一年生ってなんて小さくてかわいい。「よーい、ドン!」でピストルが鳴ると、こちゃこちゃこちゃこちゃ~っと、豆が転がったみたいに走っています。始めに女子が走り、それが終わるといよいよ男子です。子リスは男子の4番目に走ります。1番目、2番目、3番目・・・。3番目の子がゴールした時、私はあまりにドキドキして体が震えて来ました。まさかスキップ、しないよね・・・。泣き出してやめてしまったり、しないよね・・・。
「位置について。よーい」・・・・・・ドン!
ピストルの音に一瞬ビクッとしましたが、子リスは走り出しました!
「走ってる、走ってる~!がんばれ、がんばれ!最後まではしれ~!」
マリーさんと私はもう夢中で応援しました。そして、子リスはとうとう最後まで走り、5人中5位でゴールしました!やった~!!!徒競走で走った!!!私はすぐに走って行って子リスを抱っこして、「たかいたかい」をしてやりたい気持ちでした。よかった・・・何より、子リスがこれを乗り越えられてほっとしているだろう、と思いました。マリーさんも、本当に喜んでくれました。

徒競走を”クリア”してしまったら、もう後は大丈夫。子リスの心が弾んでいる様子が見てとれます。
ダンスは手足をぴっと伸ばしてカッコよく踊り、玉入れはちゃんと玉を自分で拾って、ちゃんと上に向けて投げ(去年は玉を1つ先生にもらい、それを地面に転がして終わりでした)、綱引きは顔を真っ赤にして空を向いて、力いっぱい引いていました。
一生懸命競技に参加している子リスを見て、安心と、嬉しさのほかに、ちょっとだけ切ない気持ちを覚えました。小学校の大きな校庭で、子リスがとても小さく見えたせいでしょう。
これからも色々なことがあると思うけれど、一つ一つ、乗り越えていこうね。
今日は本当によく頑張りました!!

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2006年09月26日

方針

子リスの場面緘黙症について考え始めてからずっと、一番知りたくて、でもなかなか答えに辿り着かなかったのは、「子リスにはどの治療法を選べばいいか」そして「それは誰が、何を基準に決めるのか」ということでした。病院に連れていくべきなのか。連れて行くとしたら、子リスには何と説明するのか。学校での取り組みをする時には、子リスには自分の問題を意識させるべきなのか。
今日、市のカウンセラーのUさんとの面談があったのですが、そこで私の疑問が大分解消し、当面の方針が固まったような気がしました。
Uさんは、前回の面談の後、子リスの状態について、臨床心理の専門家の方に相談して下さり、今後のことについてのアドバイスを下さいました。それによると、
「今はいじくらない方がいい。ただし、子リスくんが話し始めることが出来るようにする土壌作り、きっかけ作りをすることは続けなければならない」というものでした。今は子リスを治療機関(病院など)に連れて行かない方がいいとする理由は、次のようなことでした。
子リスが学校から帰って来た時に、学校の話をいろいろしていること。子リスが、自分が話せないことに関して私達(親)や先生がいろいろと対策を練っているのを全く知らずにいること。少しずつでも、変化が見られること。

更に、次のようなアドバイスもいただきました。

1.子リスは男の子だから、男性としてのモデルが必要。それは父親も勿論だが、担任の先生はより年齢が近い男性としてのモデルになる。先生が、自然な形で支えてくれることが大切。

2.方針を決める時は、「今」必要なことを選ぶ。その時々の本人の状態によって適したアプローチがあるので、段階に応じて治療法を考える。

実は数日前に、私の学生時代の友人で、障害児教育の専門家であるK君からも、今後の方針についてアドバイスをもらっていました。K君の知り合いで、ことばの教室通級で指導をしていた方(ことばの教室で、何人も緘黙症のお子さんを見て来た方)のご意見なのですが、1.2年生のうちは特別なこと、つまり治療機関に連れて行くことなどをしなくてもよいのではないか、ということでした。ことばの教室などに通うことは、所謂「専門機関による治療」とは違う、という見方のようです。

場面緘黙症は早期に気付き、早期に取り組むことが肝心と、どの資料にも書かれています。私は最初にその記述を読んだ時、じゃあ早々に病院に連れて行けということなのか?と思ったのですが、その後いろいろ調べたり相談を続けるうちに、病院での治療は、症状に応じた選択肢の一つだということがわかって来ました。「取り組むこと」英語ではearly intervention(早期介入)となっています。「介入」、つまり、放っておかないで手を差し延べる、ということだろうと思います。
子リスの場合、「病院などの治療機関に連れていくことはせず、学校と家庭で、子リスがリラックスして自分を出せる機会を作る」ということが、当面の「介入」の方針になると思います。また状況が変わればアプローチも変えていくことになるのでしょうが、今はこれで行こう、と思えたので、大分気分が落ち着きました。
本当に、何らかの方針(当面のものだとしても)に辿りつくまでが親にとっては苦しいところです。そこに役立つガイドラインやチェックリストのようなものが出来て、それが例えば児童相談所や、市町村の保健所など、保護者が一番先に相談に行くところにあって、それに沿って専門家が適切なアプローチを提示してくれる・・・という様になっていると有難いなあ、と思います。

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2006年09月27日

子リスの告白

今夜子リスは、なかなか寝付けないようでした。
「どうしたの?」と聞くと、子リスは急に、
「ママ、ボクは喋れない子になっちゃうの?」と私に聞いて来ました。

私: 「どうして?」
子リス: 「だって…そう言われたんだもん。」
私: 「誰に?」
子リス: 「クラスの女の子たち。」
私: 「そうなの?」
子リス: 「ボクは2年生になったら喋ろうと思ってるんだよ。だけど、今日女の子たちが、『いつから喋るの?』って聞くから、手で『4月』ってやったら、『ダメ!』って…。『3学期から絶対に喋るってやくそくして!』っていうんだよ…。」
私: 「子リスは2年生から喋ろうって思ってるんだ。」
子リス: 「うん。でも女の子たちは、『今喋らないと、ずっと喋れない子になっちゃうよ』って…。」

自分が学校で話せないことについて、こんな風に子リスが話したのは初めてでした。

私: 「ねえ、女の子たちは、子リスのことが好きで、子リスの声を聞きたいってすごく思ったから、そんなことを言ったんだと思うよ。でもね、子リスがいつから喋るかっていうのは、その子達が決めることじゃないでしょ。」
子リス: 「そうだよ。」
私: 「子リスの中で、準備が出来る時が必ず来るから、その時になったら子リスは話せるようになるって、ママは知ってるよ。」
子リス: 「どうして?」
私: 「だって、幼稚園の時はお友達と手をつなぐなんて信じられなかったけど、今もつなげないの?」
子リス:「ううん。」(少しにやにや)
私: 「運動会で走れるなんて、去年は絶対思わなかったでしょ。でも、まだ走れないの?」
子リス:「ううん。」(にやにや)
私: 「出来る時って、必ず来るんだって思わない?」
子リス: 「おもう。」
私: 「ママなんて、子リスよりもーっとずーっと、おとなしくて、泣き虫で、こわがりだったよ。」
子リス: 「でもママ今しゃべってるよねえ。」
私: 「でしょ!?」

「絶対喋れるようになる」なんて言い切っていいのかしら…と、少し迷いましたが、言い切りました。
「今は出来ないけれど、必ず出来る時が来る」と思い続けることが、本人にとっては大切なのではないかと思います。それにこの際、暗示をかけてみるのもアリでしょう(?)。

子リスは少しほっとした様子を見せましたが、今夜はその後更に、告白が続きました。

子リス: 「休み時間、ボクは外に行かないの。行っても遊べないからつまんないんだ。」
私: 「つまんないの?」
子リス: 「皆でドッジボールをします、とか、決まってる時はいいけど、そうじゃない時は、遊ばないの。ただ教室にいたり、学校の中を一人でおさんぽしてるの。学校さんぽは楽しいけどね。でもだいたいは、つまんない。」

ちょっと前まで、「休み時間が楽しい」と聞かされていたので、これはショックでした。話せないことを責められて(女の子たちは責めるつもりではなくて、思いやりで叱咤激励してくれたのに違いないのですが)、急に全部がつまらなくなってしまったのかしら…。それとも、ふと気付いたら、やっぱり自分はみんなと同じように遊ぶことが出来ていない、という風に考えてしまったのかしら…。
私が何と言おうか考えているうちに、子リスは、また悲しそうな顔に戻って、「ママ、もう寝よう。」と言って目をつむってしまいました。そんな気持ちのまま眠らせるのは可哀想でしたが、子リスはもう話したくないようでした。私は、「大丈夫、朝になったらまた楽しくなるから。」と言って添い寝をするしか出来ませんでした。
運動会で、いい調子かも…と思ったばかりでしたが、やっぱり日々いろいろあるものですね…。

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2006年09月28日

今朝は…

夕べ悲しい気持ちで眠りに就いた子リスは、やはり朝の目覚めもよくありませんでした。
ベッドから起きるのも、朝ごはんを食べるのも、着替えをするのもぐずぐず、ごろごろして、「疲れた」を連発しています。私は、初めは優しくなだめていたのですが、時間が迫って来るにつれて焦り出し、結局「もう、いい加減にしゃきっとしなさい!」と叱ってしまいました。辛いんだろうなあ、とわかってはいるのですが、同時に、でもやらなければならないことはやらなくちゃ。という考えとか、単なるいらいらに支配されて怒ってしまいます。
でも今日は、これはこのままではマズイ、と思い、子リスを呼んで膝に乗せました。
「子リス、大丈夫だから。絶対に子リスは大丈夫だって、ママ知ってるから。学校に行ってみたら、楽しくなるから。ね。よしよし。」
何が大丈夫なんだか、何を根拠に楽しくなるって言ってるんだか、全然わからないようなハナシですが、それでも子リスは、ちょっと元気に「ウン」と頷いてくれました。
そして、マンションの前で集団登校の列に並んだ子リスは、2回私の方を振り返り、笑顔で手を振って、後は振り返らずにてくてく歩いて行きました。
子リス、頑張れ。

今日は午後に、担任のA先生との面談があります。話すこと、いろいろあるなあ…。

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2006年09月29日

A先生との面談 (5回目)

昨日、子リスの担任のA先生との、5回目の面談がありました。
前回の面談は夏休み中で、その時は市のカウンセラーのUさんにも来ていただいて、学校や家での現状を確認し合ったのでした。その後夏休みを過ごす中で見られた、子リスのいろいろな変化を報告することと、2学期に入ってからの学校での様子を先生に伺うこと、最近の家での様子をお話しすること、そして今後の方針について相談することが今回の目的です。

1.夏休み中の様子
夏休みに入った時に、また「家族だけモード」になることをなるべく避けなければいけない、と思っていました。幸い、幼稚園からのお友達のN君のご一家とは、N君のお母さんマリーさんと私がとても気が合うことから、家族ぐるみでお付き合いをさせてもらっています。たまたまご一家のお引越しがあったのでお手伝いに行ったり、児童館に誘っていただいたりして、とても楽しく過ごす機会が何度もありました。子リスにとって、N君の家族は、かなり身内に近い存在になって来たのではないかと思います。N君やマリーさんと直接話すことはまだありませんが、N君やマリーさんのそばで、私や夫とは、家にいる時と殆ど変わらない話し方をするようになりました。また、私がそばにいなくても、N君やお兄ちゃんのK君と一緒に(つまり子ども達だけで)遊ぶことが出来るようになりました。

2.2学期に入ってからの学校での様子 (A先生のお話)
① 2学期に入ってから、以前にも増して、子リスが先生のそばにいることが多くなったそうです。困ったことが増えて、身の置き場がなく悲しげに先生のところに行っているのかと思ったら、「気が付くと、ニコニコして何となくそばにいるんですよね」とのこと。「話しかけると逃げちゃうんですけど。」
そう言えば前の晩、学校で喋れないことについて子リスが私に告白した時、私が「子リスはお話してみたい人はいる?」と聞いてみたら、間髪入れず「A先生。」と答えました。「お話できたら楽しいかな、と思う。」と言っていたのです。つまり、先生にちょっかいを出しに行っているということでしょうか・・・。

② 算数の時間、先生が計算問題を出して、子ども達が手を挙げて答えていた時のこと。いつもと同じように、子リスは全く手を挙げないので、当然答えることはありません。でもこの日先生は、「じゃあ、子リスもやってみようか。前に出て来て、黒板に答えを書いてごらん。」と言ったのだそうです。子リスははじめ、”やだ、やだ”という様に椅子にハリついて、動こうとしなかったらしいのですが、周りの男の子達が、「やってみようよ」と子リスを促し、立たせて途中まで連れて行ってくれました。それで子リスが意を決し(?)、黒板の所まで歩いて行って計算の答えを書くと、クラスのみんなが拍手をしてくれたのだそうです!
この話を聞いて、「話すこと」にこだわらずに発表の機会を与えてくれた先生と、支えてくれたクラスの子ども達に心から感謝したいと思いました。何らかの形で自分を表す機会が増えれば、それが少しずつ自信につながって行くかもしれませんね、と先生と話し合いました。

3.最近の様子
まずは、運動会で初めて走ることが出来たり、ダンスを楽しく、一生懸命出来たことを、子リスがとても誇らしく感じていることを話しました。A先生には、幼稚園の運動会での様子をお話してあったので、先生も子リスの進歩をとても喜んで下さいました。
それから、先日の子リスの告白(話せない子になってしまうのではないか、と心配していたことなど)についても話しました。

4.今後の方針
先日、市のカウンセラーのUさんからいただいたアドバイス、それから、私の学生時代の友人で、子どもの発達障害の研究員をしているK君からのアドバイスをもとに、今の時点での方針を確認しました。
それは、「少なくとも1年生のうちは、治療機関に連れて行くことはせず、学校・家庭で出来ることをしていく」というものです。
具体的に、
① 週末など、機会を作って私や夫が子リスと一緒に学校に遊びに行き、楽しむことで学校でリラックスできるようにする。
② 週に一回、放課後にA先生と子リスの時間を設けてもらう。話す練習をするのではなく、ただゆったりと過ごす時間にする。
③ 先生との面談を定期的にする。(月に1回ぐらい)

ということになりました。その他に、先生にはこのブログに時々登場していただくこともお願いしました。とてもよく考えて動いて下さる先生なので、ついこちらもいろいろなことを話してしまうのですが、先生の負担になり過ぎないことを願っています。
でも本当に、担任の先生との連携は大切だと、何かある度に実感しています。

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