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2013年05月 アーカイブ

2013年05月07日

2年生時代 ② 先生達

 担任のM先生が、これから子リスの問題を理解し、寄り添って下さるだろうという信頼を持つことが出来たので、まずは安心して2年生のスタートを切ることが出来ました。先生が場面緘黙症について詳しくはご存じでなかったことは、前回書いたように、ある程度想定していたことだったので、そのために不安に思うことはありませんでした。
 ただ、担任の先生だけでなく何人かの先生方と関わる中で、「場面緘黙症って、やっぱり学校教育の現場でもあまり知られていないんだなあ…」と感じることは、何度もありました。「病気」とはっきりおっしゃる先生もいれば、「喋らないという個性」と考えているように見える先生もいました。
 また、実は子リスの学年には、もう一人、一年生時代に殆ど学校で話さない子がいたのですが、2年生でその子の担任になった隣のクラスの男性教師は、「家では話してるんでしょう?だったらいいじゃないですか。学校でのことを話さないって悩んでいる親御さんもいるんだから、家で話すだけいいじゃないですか」と言い、それ以上取り合ってくれなかったそうです。(結果的には、その子が抱えていた問題は場面緘黙症ではないと診断され、話すことに関しては2年生のうちに克服したそうです。)

 もし先生が間違った情報を持っていた場合は、(認識不足は問題であるにしても)「そうではないんです」と正しい情報を伝えて、わかってもらえば解決することです。問題は、この男性教師のように「それ以上取り合ってくれない」場合です。これは学年主任の先生や校長先生に直談判しても、何とかしてもらわなければならないと思いますが、緘黙症に限らず、問題をきちんと理解して対応しようとして下さる先生やカウンセラー(場合によっては市町村の保健担当、教育委員会まで行っても)を見つけるまで、根気のいる仕事になることもある事実を、時々見聞きします。
 たとえ学校の先生や保健所、医療機関側に緘黙症についての知識があまりなかったとしても、一緒に緘黙症について勉強し、その子供の個性や状態を理解しようとする姿勢があれば、正しい情報に近づき、問題に取り組んで行く方向に向かうことは出来る筈です。要するに、きちんと「聞く耳を持ってくれること」が一番大事だと思います。「よくわからない」「ここでは出来ない」で済まされ、投げ出されることは、他の問題と同様、あってはいけないことです。

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