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場面緘黙症とは何か?

場面緘黙症とは、言語や知能の発達に問題はないが、特定の状況(場所・相手・活動内容など)においては話せない、という症状を言います。場面緘黙症の子どもの殆どは、家では家族と普通に話をしますが、学校や幼稚園などでは全く喋らない、喋ったとしても小声で、ごく限られた相手とだけ話す、という状態になります。
場面緘黙症は、話すことに対する不安や恐怖心が引き起こす、心理的な障害です。場面緘黙症の子どもにとっての恐怖とは、「話すことを期待される、ある決まった状況・場所において、自分が話しているところを聞かれる、または見られることに対する恐れ」であり、場面緘黙症を恐怖症の一種ととらえる研究者も多くいるようです。広汎性発達障害や学習障害・自閉症・アスペルガーなどとは異なりますが、これらの障害を併せ持つ子どももいます。

以前は、子どもが自ら「話さない」ことを選択していると考えられていたために、頑固だ、とか、反抗的だ、という見方をされることが多かったようですが、後に、彼らは「話さない」のではなく、不安や恐怖心から、「話せない」のだということがわかってきました。