これまでに、私のブログに対していただいたコメントを拝読するうちに、緘黙症の子どもを持つ親として、共通の疑問や困難が少なからずあるように思いました。そこでこのページには、私達がぶつかる問題・希望・意見・その他いろいろな思いを、少しずつ整理して書きとめて行きたいと思います。

どこに相談に行ったらいいか?

<診断について>
子どもが場面緘黙症であるかどうか、「診断」をしてくれるのは、子どものメンタルヘルスを扱うクリニックなどが主な場所になると思います。
子リスの場合は、そのようなクリニックに連れて行こうかと考え始めた矢先、市の家庭児童相談員さんを紹介して下さる方がいて、まずその方に私だけが会いに行きました。そして、今までの経過や現状などをお話しした後、何度か面談をしていただいているところです。(その方と私だけ・または学校の担任の先生も一緒に)
場面緘黙症の子どもの様子は一人一人違っていて、子リスのように全く(家族以外の)誰とも話さない子どもも、特定の数人とだけは話す子どもも含まれているようです。子リスの場合は、お友達とも一言も喋ったことがないのですが、それでも、お友達の輪の中にいるのは大好きなようです。
「場面緘黙症」というくくりに入る・入らないということよりも、「集団生活を送る上で困難があったり、それによって子どもが萎縮したり悩んだりしているかどうか」、ということ自体に取り組むことが大切かもしれません。

小児科の先生で、場面緘黙症について詳しい人を探すのは結構難しいようです。場面緘黙症は「情緒障害」にあたるため、それを治療対象とするのは、子どもも扱っている心療内科などが中心です。
ただ、そうは言っても日本ではまだ、心療内科でさえ、「場面緘黙症」はあまりよく知られているものとは言えないようなのです。
そういう現状の中では、どこに相談に行くかを決めるのは、とても難しい選択だと思います。私としては、児童相談所や、市・町・村の保健センターのようなところから始めるのがいいのではないか、と思っています。病院での治療が必要でない場合もありますので…。

それにしても、「偶然」初めに相談に行った所・出会った人の方針に従って治療が進められていくことが多いとしたら、親としては心許ない現状です。


<治療について>
大きく分けて、場面緘黙症の治療には、2種類の流れがあると、私は理解しています。
一つは、メンタルクリニックなどの、専門治療機関に通い、セラピーを受けること。低学年の子どもの場合は、遊戯療法や絵画療法が中心となるようです。
もう一つは、学校と親との連携で、学校で出来るいろいろな工夫を重ねることで治療していくこと。
子リスに対しては今、後者のアプローチを取っています。(本人は何も知りませんが。)例えば、担任の先生と私が、毎月面談を持ち、様子を報告しあう・クラスの中の座席の位置を工夫してもらう・算数の時間、言葉での発表は出来ないので、黒板に答えを書かせてもらう、などのことをしています。いずれにしても、先生に「場面緘黙症」をよく理解してもらい、協力してもらうことが不可欠です。
また、いま2つの流れがあると書きましたが、これを組み合わせることも勿論、あります。
それから、いわゆる治療機関ではないけれど、「ことばの学級」という、通級制度を利用することも出来ます。

<まずは>
1、担任の先生に、場面緘黙症の可能性を話し、理解を得ること。それには、場面緘黙症についてまとめた資料があると便利です。場面緘黙症Journalというサイトがあるのですが、ご存知でしょうか?そちらを管理していらっしゃる方と、有志の方々で作成した資料がとても分かり易く、おすすめです。その資料は現在No.1からNo.7まであって、全てプリントアウトできます。私は全部プリントアウトして、担任の先生と、市の家庭児童相談員さんに渡しています。
特に、学校配布用としてまとめてあるのは、No.3です。

2.児童相談所や保健所などに相談に行くこと。

の2つが大事ではないかと思います。