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初めての授乳

子リスが生まれた次の日、看護婦さんが、私のところに子リスを連れて来てくれました。私は初めて、自分の子どもを抱っこしました。(ホントは生まれてすぐ抱っこしたかったのですが、病院の方針でそれは叶いませんでした。)生まれたての赤ちゃんはとても小さくて、おまけにふにゃふにゃなので、どこを支えて抱いたらいいのかわかりません。抱っこの仕方を間違えたらこわれてしまうんじゃないかと思うものだから、恐る恐る、です。何しろ、赤ちゃんも生まれたてなら、私だってお母さんになりたてなのです。でも、看護婦さんはやさしく、抱っこのしかたを教えてくれたり、おっぱいがよく出るようにマッサージをしてくれたりしました。私は、「赤ちゃんが痛くないように」と緊張しながら、そーっと子リスを抱っこして、おっぱいのところに子リスの顔を近づけてみました。(ちゃんと吸えるのかしら…)すると子リスは、おっぱいが鼻のあたりまできた時、小さな口をあけてぱくっとおっぱいをくわえ、すぐにちゅっちゅっと吸い始めたのです。あ、吸った…。
本当に赤ちゃんには本能というものが備わっているんだなあ、としみじみ思いました。生まれたてでも、誰も教えてくれなくても、ちゃんとおっぱいが飲めるように出来ているなんて、やっぱりすごいことです。この力がなければ赤ちゃんは生きていけないのだから当たり前なのですが、私はすっかり感心してしまいました。赤ちゃんが、私のおっぱいを吸っている…。こんなに小さいのに、ちゃんと自分で吸っている…。それは本当に幸せな感覚でした。