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《おっぱいの話》
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鉄壁のおっぱい病院も手術の日取りも決まり、私達はようやく一息つくことが出来ましたが、考えてみればそこまでが随分、長い道のりでした。 MRIを受けた時のことは忘れられません。この時は2回目のMRIで、血管から造影剤を入れての検査でした。造影剤を注射されても気分が悪くなったりもせず、無事に検査が終わりました。ところが、家に帰ってしばらくした時、急に胸のあたりに違和感を感じたのです。少し痒みもあります。服を上げて見てみると、何と、胸の部分に一面、うす赤い発疹が出ているのです。しかもよく見ると発疹は、おっぱいの形に広がっています。「なにこれ!」と私はビックリして、近くの皮膚科に駆け込みました。皮膚科の先生は首を捻り、「何だろうね。考えられるのは造影剤アレルギーだけど、飲み薬を飲んで、明日まで様子を見ましょう」。 これは私の勝手な解釈ですが、おっぱいは必死に、子リスが飲む母乳を造影剤から守ったのではないでしょうか。だって、本当におっぱいのところだけが真っ赤になったのです。事実、おっぱいが異物をろ過する力は、例えば胎盤のそれと比べてもずっと強く、赤ちゃんが飲む命の素を守る、超高性能フィルターの役割をするのだそうです。すごい、鉄壁パイパイ! |
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