« 公園で… | 最初に戻る | いつまで飲む? »

おっぱいの飲み方

公園での出来事を、その後、学生時代の先輩で社会学者であるYさんに話す機会がありました。するとYさんは、「それはまさに、子どもが人間関係における基本的な信頼の感覚を身につける体験だ」というのです。つまり子どもは、一番近い存在である母親が自分から離れることで不安を抱き、その後母親が自分のもとに戻って来て安心する、という体験をすることで、「信頼」というものを学ぶのだそうです。図らずも子リスは、1歳7ヶ月でそういう体験をしたことになるのでしょうか。
ともかく子リスはそうして、安心も手に入れ、離乳の危機(チャンス?)も乗り越えてしまったものだから、その後は見るからにのびのびと、パイパイを楽しんでいました。

ところで、おっぱいの飲ませ方にはいろいろな方法があるようです。初めてお母さんになった人のための本には、おっぱいを飲ませる時の赤ちゃんの抱き方の例が、幾つか紹介されています。「横抱き」「縦抱き」「添い寝での授乳」の他に「ラグビー抱き」なんていうのもあります。普通は、新生児は横抱きで、首が座ったら縦抱きもOK、それに夜の授乳は添い寝で、といったところが定番でしょう。
子リスも1歳半ぐらいまでは、そのバリエーション内での飲み方をしていました。ところが2歳近くなって、動きが活発になるに連れ、おっぱいを飲んでいる時でさえじっとしていられないことがあり、パイパイ・タイムは必ずしもゆったりとしたものではなくなって来ました。まず、仰向けに寝ている私のところにやって来て、いつものように勝手に服をめくり、おっぱいを口に入れます。ここまではいいのですが、その後がタイヘンです。子リスはおっぱいを口に入れたまま、私の上を360度回転したり、足を片方上げてバランスを取ってみたりするのです。
ラ・レーチェ・リーグの集いでこの話をすると、意外にも沢山の赤ちゃん(や、もう赤ちゃんとは呼べないおっぱいっ子達)が、そうやってお母さんの体の周りで運動(?)しながらおっぱいを飲んでいる、ということがわかりました。こういうのを、「アクロバット飲み」と言ったりするのだそうです。なるほど、まさに、アクロバット。そうまでして飲まなくてもよさそうなものですが、きっと、そうすることで落ち着く何かがあるのでしょう。