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調べ始めてすぐに、場面緘黙症は日本では認知度がとても低く、児童心理の専門家や教育関係者の中にも、詳しい人は多くはいないということがわかりました。でも、子リスと同じ問題を抱えている子どもは日本にも沢山いる筈で(場面緘黙症の発症率は1000人に2~3人と言われています)、その親御さん達は、私と同じように「そのうち何とか…」と不安を抱きつつ過ごしていたり、少ない情報量の中で途方に暮れているかも知れません。
インターネットには、場面緘黙症についてとても詳しく書かれていて、多方面の情報を得ることの出来るサイトもあります。また書籍としては、今のところ日本語で手に入るものは非常に少ないのですが、場面緘黙症の研究が進んでいるアメリカやカナダでは、緘黙症に関する多くの書物が出版されています。その中の一冊が、前出の友達が私に貸してくれた本で、これはカナダの子ども病院のお医者さんと精神医療スタッフによって書かれた、
Helping Your Child with Selective Mutism (2005) という本です。
今私は、子リスの学校の担任の先生と、市のカウンセラーの方との3人で、この本を読み進めながら、子リスが学校でリラックスし、「話せない」という問題から抜け出せるための策を練り、少しずつ実践しながら、子リスの変化を見守っています。何が特効薬なのかわからないので、まさに手探り状態ですが私達の日々の小さな取り組みが、子リスが自分の中に持っている「伸びる力」で問題を乗り越えて行く手助けになれば…と思っています。
また、その記録を綴ることで、この同じ悩みを持つ親御さん達との出会いもあることを期待しています。