コマまわし

子リスの幼稚園からのお友達N君のご一家と一緒に、市の博物館へ。(N君のお母さん、マリーさんは、前に幼稚園の先生をしていたこともあり、「場面緘黙症」という言葉を初めて私に教えて下さった方です。)博物館の中に「昔のおもちゃであそぼう」というコーナーがあって、剣玉やおはじき、お手玉、コマなどが置いてありました。子リスはコマを手に取りましたが、紐を巻きつけて回すコマなんて触ったこともないので、どうすることも出来ず、すぐに固まった表情になってしまいました。係のお兄さんが、親切に紐の巻き方を教えてくれて、何とか巻くのは出来るようになったけれど、それを投げて回すのはムズカシイ…。N君と、お兄ちゃんのK君はベーゴマで楽しそうに遊んでいます。こういう時子リスは、「ボクもあっちのコマで遊びたい!」なんてゼッタイに言いません。そして予想通り、「ママが回して。ボクは”拾い係”と”ひもを巻く係”。」
はじめから無理強いするわけにも行かないので、何度か、子リスがコマに紐を巻きつけて私が回し、それをまた子リスが拾う、というのをやりましたが、本当は自分で回したいに決まってるので、面白い筈もなく、すぐにやめてしまいました。そこで試しに、子リスが見ていないスキに、子ども達だけをその場に残して、私とマリーさんはラウンジに引き上げてみました。
1時間後。「できたよ~!!」と子リスが飛んで来ました。行って見ると、本当に出来ていました。しかも、投げ方がサマになってる…。1時間、ひたすら練習したらしいのです。きっと、私が側にいてあれこれ指導したりしたら、途中で嫌になって止めてしまっていたでしょう。皆から大拍手をもらって、子リスはとても満足そうでした。
博物館を出てから、そのままN君の家に寄らせてもらいました。何度も行っている家ですが、今日の子リスは、特によく喋っていました。お友達と、ではありませんが、N君のそばにいて、私にいろいろ話したり、時々鼻歌まで出るほど、気持ちが弾んでいたようです。
考えてみると、子リスにとって、出来なかったことを(意識的に)練習したら出来るようになった、という経験は、初めてのことかもしれません。これが「話す」ことにそのまま応用出来るということではなく、こういう「達成感」を重ねて行くことによって、自身がついたり、「いい気持ち」を味わったりすることが、子リスにとって、とても大事なのではないか、と思いました。

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