1年生時代 その⑬ A先生との面談 (5回目)

昨日、子リスの担任のA先生との、5回目の面談がありました。
前回の面談は夏休み中で、その時は市のカウンセラーのUさんにも来ていただいて、学校や家での現状を確認し合ったのでした。その後夏休みを過ごす中で見られた、子リスのいろいろな変化を報告することと、2学期に入ってからの学校での様子を先生に伺うこと、最近の家での様子をお話しすること、そして今後の方針について相談することが今回の目的です。

1.夏休み中の様子
夏休みに入った時に、また「家族だけモード」になることをなるべく避けなければいけない、と思っていました。幸い、幼稚園からのお友達のN君のご一家とは、N君のお母さんマリーさんと私がとても気が合うことから、家族ぐるみでお付き合いをさせてもらっています。たまたまご一家のお引越しがあったのでお手伝いに行ったり、児童館に誘っていただいたりして、とても楽しく過ごす機会が何度もありました。子リスにとって、N君の家族は、かなり身内に近い存在になって来たのではないかと思います。N君やマリーさんと直接話すことはまだありませんが、N君やマリーさんのそばで、私や夫とは、家にいる時と殆ど変わらない話し方をするようになりました。また、私がそばにいなくても、N君やお兄ちゃんのK君と一緒に(つまり子ども達だけで)遊ぶことが出来るようになりました。

2.2学期に入ってからの学校での様子 (A先生のお話)
① 2学期に入ってから、以前にも増して、子リスが先生のそばにいることが多くなったそうです。困ったことが増えて、身の置き場がなく悲しげに先生のところに行っているのかと思ったら、「気が付くと、ニコニコして何となくそばにいるんですよね」とのこと。「話しかけると逃げちゃうんですけど。」
そう言えば前の晩、学校で喋れないことについて子リスが私に告白した時、私が「子リスはお話してみたい人はいる?」と聞いてみたら、間髪入れず「A先生。」と答えました。「お話できたら楽しいかな、と思う。」と言っていたのです。つまり、先生にちょっかいを出しに行っているということでしょうか・・・。

② 算数の時間、先生が計算問題を出して、子ども達が手を挙げて答えていた時のこと。いつもと同じように、子リスは全く手を挙げないので、当然答えることはありません。でもこの日先生は、「じゃあ、子リスもやってみようか。前に出て来て、黒板に答えを書いてごらん。」と言ったのだそうです。子リスははじめ、”やだ、やだ”という様に椅子にハリついて、動こうとしなかったらしいのですが、周りの男の子達が、「やってみようよ」と子リスを促し、立たせて途中まで連れて行ってくれました。それで子リスが意を決し(?)、黒板の所まで歩いて行って計算の答えを書くと、クラスのみんなが拍手をしてくれたのだそうです!
この話を聞いて、「話すこと」にこだわらずに発表の機会を与えてくれた先生と、支えてくれたクラスの子ども達に心から感謝したいと思いました。何らかの形で自分を表す機会が増えれば、それが少しずつ自信につながって行くかもしれませんね、と先生と話し合いました。

3.最近の様子
まずは、運動会で初めて走ることが出来たり、ダンスを楽しく、一生懸命出来たことを、子リスがとても誇らしく感じていることを話しました。A先生には、幼稚園の運動会での様子をお話してあったので、先生も子リスの進歩をとても喜んで下さいました。
それから、先日の子リスの告白(話せない子になってしまうのではないか、と心配していたことなど)についても話しました。

4.今後の方針
先日、市のカウンセラーのUさんからいただいたアドバイス、それから、私の学生時代の友人で、子どもの発達障害の研究員をしているK君からのアドバイスをもとに、今の時点での方針を確認しました。
それは、「少なくとも1年生のうちは、治療機関に連れて行くことはせず、学校・家庭で出来ることをしていく」というものです。
具体的に、
① 週末など、機会を作って私や夫が子リスと一緒に学校に遊びに行き、楽しむことで学校でリラックスできるようにする。
② 週に一回、放課後にA先生と子リスの時間を設けてもらう。話す練習をするのではなく、ただゆったりと過ごす時間にする。
③ 先生との面談を定期的にする。(月に1回ぐらい)

ということになりました。その他に、先生にはこのブログに時々登場していただくこともお願いしました。とてもよく考えて動いて下さる先生なので、ついこちらもいろいろなことを話してしまうのですが、先生の負担になり過ぎないことを願っています。
でも本当に、担任の先生との連携は大切だと、何かある度に実感しています。

1 COMMENT

てちてちママ

お母さんリスさんの取り組みって凄いですね。
見習わなくては、と反省しきりです(^^;
今でも1年の時に、気付いてあげれてたなら・・と
思うこともあります。まぁ今更過去を悔いても
何も始まらないので、今出来ることを一生懸命
やるだけなのですが。
子リス君は担任の先生にご理解があるので
良い方向に向かわれるのではないかな~と感じます。
1年生の担任は、とても重要だと思いますよ。
うちの息子のように否定され続けると、こじれて
しまいますからね。
ちゃんとしたバックアップ体制が整っているので
子リス君は安心だと思います(^^)

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