5年生時代 その⑮ [兄・子リス]

学校でいろいろなことを経験する間にも、子リスには家での生活というものもあるわけで…今回は、この頃の子リスの、家での様子を振り返ってみようと思います。

“フツーだった”林間学校も終わった8月。
夏休みは子リスにとって、時間を自由に使える夢の様な期間です。とにかく朝から晩まで、子リスは様々なプロジェクトに没頭し、テレビを見、お出掛けを楽しみ…と、例年通り心ゆくまで自由を楽しんでいました。たった1つ去年までと違うのは「ちびリス」という、自分より小さいものがいることです!

この頃にはちびリスも8カ月になり、お座りができたり、拍手が出来たり、色んな顔をしてみたり…と、見ていてだいぶ面白い時期になっていました。
子リスは一人っ子の期間が約10年と長かったので、突然現れた妹に対して、一体どんな関わり方をするものだろうか…と思っていましたが、これがなかなか面白いものでした。

ちびリスはいい匂いがすると、くんくん匂いを嗅いでみたり(子リスだってまだまだ、甘い匂いがしたものですが。)、ぐっすり眠って力の抜けているいるちびリスの、ミニチュアみたいな手を持って、くたくた動かしてみたり、ほっぺをむにーっとつぶしてみたり。
かわいかったのか、おもちゃみたいで面白かったのか…きっとその両方だったのでしょう。

学校から帰ると、その日の出来事など、ちびリスに話して聞かせたりもしていました。
こんな感じで・・・。

子リス:「ちびリス、明日お兄ちゃんは短縮授業だから、早く帰って来るよ。」
ちびリス:「・・・・・・・・。」(じーっと子リスを見ている)
子リス:「嬉しいでしょ。そしたら遊んであげるからね。」
ちびリス:「・・・・・・・。」(にこにこ)

そして子リスは、ちびリスの面倒もよく見てくれました。
夫はまだ仕事から帰っていない時間。お風呂に入る時は、まず私が一人で入って自分のことをする間、子リスがちびリスを見ていてくれます。(どんなふうに見ていてくれたかは下の絵の通り…)そして、私が「いいよ~」と呼ぶと、ちびリスと座布団を浴室の前まで運んで来てくれます。私はその座布団の上でちびリスの服を脱がせて、お風呂に入れる、というわけです。

何しろ高齢出産で、体力的には結構きつかった私は、
「子リスがいなかったら、ちびリスは育てられないよ~」と、よく言っていたことを思い出します。いくら子リスの方が何倍も(何十倍?)手が掛かったとはいえ、10歳若かった時の私とは違うと、日々痛感していたものです。

そんな風に、お兄ちゃんになった子リスは、時に頼もしく、時に個性的に、ちびリスをとてもかわいがっていました。

あんなに甘えん坊だったけど、急激に「兄」になるものなんだなあ…と感じていましたが、

ある朝、夫が(買ったばかりの)スマホを持って来て、
「今朝、明け方目が覚めて様子を見に来たら、こんな感じだったから写真撮ったんだ。」と、撮った画像を見せてくれました。それは…こんな図でした。

私は何だか、きゅんと胸が痛くなりました。甘えん坊の気持ち、無くなったわけじゃないんだな…無くなる訳ないよね。

私にとっても、子リスを愛おしむ気持ちが変わった訳ではなく、(のちの子リスの言葉を借りるならば)「キャパ」が増えただけのこと。これからも、大事にしていこう。甘えたいうちは、一杯甘えさせて、私も楽しんでいこう、と思ったのでした。

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